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この気持ちは恋ではなく。
恋に限りなく近い色をした、優しい、優しい、思いです。
考えたら2人良く似ていて、同じ立場で、同じ思いを抱えていて、
相手こそ違えども、思慕も何もかも良く似ていた。
だからこそお互いの傷を舐めあうように寄り添って、同じ時をすごして。
1つの体温を分け合っても、そこに恋情はなかった。
ただただ落ち着くばかりで、安心するばかりで。
あの時唇が触れていたとしても。
きっとそこには何も生まれなかった。
自分で自分を抱きしめることはできないから、
自分を抱きしめるかわりに、相手を抱きしめた。
2人よく似ていたから。
互いの大事な気持ちは、互いの相手に捧げた。
相手に晒せない歪んだ気持ちを、泣き言を、愚痴を、痛みを、涙を、わけあって。
2人同じものを抱えていたから。
そこにあるのは恋じゃない。
自分を愛するかわりに、自分を慰めるために、自分を守るために、
君を愛し、君を慰め、君を守り、君に愛され、慰められ、守られている。
歪んだ自己愛を、分かち合っている。
永遠なんてものはないと、そう思っていた。
この日々移ろっていく生活が、当然だと思っていた。
でも。あなたに出会って、世界は変わった。
会えなくても、声を聞けなくても、あなたがいるということだけで、
わたしの日々は明るく、優しくなった。
目に映るものすべてが輝いているようで、美しくて。
こんな風に世界を愛せる日が来るなんて、思わなかった。
作り物めいて見える程、美しい世界。
永久を願うほどにいとおしかった。
近づいてくる控えめなバイク音、カツカツという靴の音。
―――――カタン。
郵便受けから、滑りこんだ葉書。
引き出してみれば、鮮やかな紫色の菖蒲と、広がる緑の平原。
美しい写真に目を奪われつつひっくり返せば、
数行の短い文章と、私の住所と名前。
その下に小さく記された、あなたの名前。
右上がり、少し癖のあるあなたの字。
いつからか覚えてしまった、あなたの文字。癖。
きっとあなたは知らないでしょう。
この短い手紙を受け取るとき、私がどんなにドキドキしているかを。
私が普段どんなにこの時を待ち焦がれているかを。
あなたの言葉が、あなたの記した文字が、私を幸せにしてくれるのです。
花言葉をテーマにして、短い文章を書いていこうと思います。
・花の名前はタイトルに表示。
・本文で文章。
・追記で花言葉を紹介。
ちなみに紹介している花言葉は、
『花言葉事典』サマ(http://www.hanakotoba.name/)
を参照させていただきました。
好きだった人。
今でも好きな人。
今では嫌いな人。
忘れたい人。
忘れたくない人。
忘れられない人。
好きになるって、どうしてなんだろう。
小さいころの恋は、どこかぎこちなかった。
けれどそれがそのときの精一杯で、身体いっぱいで恋をしていた。
あの頃が一番楽しかったのかも知れない。
恋に恋してたのかもしれないけれど。
笑いあって、泣いて、怒って、一生懸命に好きだった。
叶うことはない恋だったけど、きらきら、輝いてて。
いとしくて、大好きで、きっと死ぬまで忘れないって思ってた。
年を取って、少し大人になって、それでも精一杯恋をした。
痛い目見て、恥をかいて、それでも幸せで。
そうしてある日、失って。
歯車が欠け落ちたみたいに穴が開いて、ぎこちなくて。
それでも歩けると知った。
時間が色んなものを癒して、押し流した。
禍根は残るけど、また動き出した。
初めの恋の後、もうこんな恋なんて二度とないって思ってた。
それでもまたわたしは恋に落ちた。
だからきっとまた恋をする。
人を好きになる。
いつかそんな日がやってくる。いつか。
テレビやラジオやパソコンだけじゃない。
世界中に溢れてる愛の言葉。
使い古されて、擦り切れて、ボロボロで、他愛もなく紡がれる言葉たち。
今わたしが瞬きをした瞬間にも、世界のどこかで囁かれてる。
さして珍しくもない言葉なのに、どうしてなのだろう。
あなたの声音で囁かれたとたん、色と温度を持つのは。
ありふれた愛の言葉も、
聞きなれたはずの自分の名前でさえも。
あなたの声で紡がれると、それはとたんに優しい響きへとかわる。
名前さえも愛しく思えるなんて、本当に末期だ。
あなたがいるだけで、わたしの世界は輝くのだから。
あなたはわたしの世界を司る、優しい優しい存在。
それはまるで。
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昔書いたのを手直し。
以前のver.は下にあります。